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  1. 熊本市議会 2021-09-15
    令和 3年第 3回環境水道委員会−09月15日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年第 3回環境水道委員会−09月15日-01号令和 3年第 3回環境水道委員会               環境水道委員会会議録 開催年月日   令和3年9月15日(水) 開催場所    環境水道委員会室 出席委員    8名         田 上 辰 也 委員長    田 島 幸 治 副委員長         原 口 亮 志 委員     島 津 哲 也 委員         高 瀬 千鶴子 委員     大 嶌 澄 雄 委員         満 永 寿 博 委員     倉 重   徹 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(1件)      議第 227号「熊本市環境基本条例の一部改正について」   (2)報告案件地方自治法第243条の3第2項の規定による)(2件)      報第 29号「公益財団法人くまもと地下水財団経営状況について」      報第 30号「公益財団法人熊本上下水道サービス公社経営状況について」   (3)送付された陳情(1件)      陳情第20号「核廃絶・平和行政に関する要請」
      (4)所管事務調査                             午前10時36分 開会 ○田上辰也 委員長  ただいまから環境水道委員会を開会いたします。  今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、条例1件であります。  このほか、陳情1件が議長より参考送付されておりますので、お手元に写しを配付しておきました。  それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。  今定例会におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、審査の日程を局ごとに設定し、審査を行うこととしております。  よって、当委員会の審査の日程については、本日これより上下水道局について、休憩を挟んで、環境局についての審査を行い、審査の方法としては、まず、付託議案について説明を聴取した後、議案についての質疑を行い、次に、所管事務の調査として、財団法人経営状況に関する報告2件及び執行部より申出のあっております報告5件について説明を聴取し、陳情及び所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田上辰也 委員長  御異議なしと認め、そのように執り行います。  それでは、これより、上下水道局に関する所管事務調査を行います。  まず、報第30号「公益財団法人熊本上下水道サービス公社経営状況について」の説明を求めます。 ◎藤本泰二 総務課長  報第30号「公益財団法人熊本上下水道サービス公社経営状況について」説明いたします。  環境水道委員会資料上下水道局の資料をお願いいたします。  まず、冒頭に、記載にはございませんが、熊本市上下水道サービス公社設置目的について述べさせていただきます。  上下水道サービス公社は、上下水道関連事業効率的推進により、地下水の保全及び水の有効利用並びに公共用水域の水質の保全を図り、良好な水循環型社会の形成と快適な生活環境の向上に寄与することを目的に、公益財団法人として事業を進めているところでございます。  それでは、報告は、資料に即して主要な金額と事業を、金額は万円未満は切捨て、要約して御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、1ページ、令和2年度の決算1、貸借対照表でございます。  表左側、資産の部、右側、負債及び正味財産の部、それぞれ合計3億3,509万円でございます。  続きまして、資料の2ページをお願いいたします。  正味財産増減計算書でございます。  まず、公益目的事業会計でございます。  支出の部、収入の部、それぞれ合計2億9,504万円でございます。  3ページをお願いいたします。  収益事業等会計については、支出の部、収入の部、それぞれ合計2億9,444万円でございます。  資料の4ページをお願いいたします。  法人会計については、支出の部、収入の部、それぞれ合計1,036万円でございます。  続きまして、事業実績でございます。  資料は5ページをお願いいたします。  まず、(1)公益目的事業ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、事業実施に影響を受け、アの上下水道及び地下水保全に関する知識の普及啓発事業では、施設見学の受入れの一時休止に伴い事業内容を一部変更し、施設見学案内用のDVDを作成して市内小学校に配布いたしました。  また、資料は6ページ3行目からですが、(イ)の熊本市水の科学館指定管理業務については、感染拡大防止のため、臨時休館や入館者数の制限を記載のとおり適切に行いました。  なお、令和2年度の来館者数は3万1,855人でございました。  その他の公益目的事業として、6ページ、下から2行目から記載しておりますイの給排水設備維持管理支援啓発に関する事業。  次の7ページ下段、下から8行目からのウの下水道に関する技術等の維持向上を行う事業については、記載のとおり事業を実施しました。  以上が公益目的事業でございます。  次に、収益事業等でございます。  8ページ、上から4行目、(2)から記載しておりますアの量水器の取替え等に関する事業をはじめ、同じページ中段、9ページに、イの給排水設備の整備に関する事業を記載のとおり実施したところでございます。  以上が収益事業等の実績でございます。  次に、資料の10ページ〜13ページまでですが、令和3年度の事業計画でございます。内容につきましては、令和2年度の事業計画と同じ事業を計画したところでございます。  また、14ページ〜17ページまでは、令和3年度の予算について、こちらは単位は1,000円単位でございますが、掲出しておりまして、令和2年度の決算内容とほぼ同規模の予算でございます。  以上、経営状況について御説明いたしましたが、令和2年度につきましては、決算については公益財団法人として継続に必要な一定の利益を確保しつつ、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う事業の一部変更を行ったものの、全体としては計画どおりに事業を進め、良好な事業実績を収めることができました。  令和3年度におきましても、新型コロナウイルス感染症への対応を適切に実施しながら、引き続き事業計画に沿った各種事業が確実に行われるよう、本局としても注視してまいります。  以上、公益財団法人熊本上下水道サービス公社経営状況についての御報告とさせていただきます。 ○田上辰也 委員長  次に、執行部より申出のあっております報告1件について、説明を聴取いたします。 ◎坂口潔 料金課長  私からは、報第40号「債権の放棄の報告について」御説明いたします。  環境水道委員会資料上下水道局の資料4の1ページをお願いいたします。  本報告は、熊本市債権管理条例第14条第1項の規定に基づき債権を放棄しましたので、同条第2項の規定により、本委員会に御報告するものでございます。  まず、1、水道料金債権の放棄でございますが、表の上段に記載しております16件、14万698円につきましては、債権管理条例第14条第1項第1号に規定の破産法に基づく破産手続により免責許可が決定し、債務者が水道料金債権について、その責任を免れたことから放棄したものでございます。  下段の836件、542万5,763円につきましては、債権管理条例第14条第1項第5号に規定の消滅時効の期間を満了したもののうち、債務者の死亡や所在不明等により徴収不能となった水道料金債権を放棄したものでございます。  次に、2、水道の無断使用に係る損害賠償金等債権の放棄、1件、16万8,826円でございますが、債権管理条例第14条第1項第5号に規定の消滅時効の期間を満了したもので、債務者は死亡し、相続人は国外へ転出されており、回収が見込めないことから放棄したものでございます。  最後に、3、植木町水道事業給水装置設置に係る工事費債権の放棄、5件、40万3,983円、4、植木町水道事業給水装置設置に係る加入分担金債権の放棄、3件、15万7,500円でございますが、債権管理条例第14条第1項第5号に規定の消滅時効の期間を満了したもので、本人への支払い交渉を続けてまいりましたが、債務者の死亡等により、回収が見込めないことから放棄したものでございます。  以上、御報告を終わります。 ○田上辰也 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  所管事務について、質疑及び意見をお願いいたします。 ◆島津哲也 委員  債権放棄の報告の中の2番、水道の無断使用というのが放棄の中でありましたけれども、無断使用の状況といいますか、どういうふうな態様だったんでしょうか。教えていただければありがたいです。 ◎福田政昭 給排水設備課長  私から、委員御質問の案件につきまして御回答させていただきます。  こちらの案件につきましては、昭和60年11月に、水道の無断使用によりまして発生したものでございます。これに関しましては、平成18年6月から支払いがされていたものでございますけれども、平成20年7月に債権承認書分納誓約書を頂いたものの、その後、1回の入金もなかったというところで、本案件につきましては、当事者死亡により相続されたものでございます。  この案件につきましては、事業者の方が無断で水道の接続をされていたものでございます。 ◆島津哲也 委員  それはもう何回か繰り返されていたものなのか、1回だけなのか、そういうところの状況を教えていただきたいなと思います。 ◎福田政昭 給排水設備課長  この案件につきましては、この1回の接続でございますけれども、継続的な使用が認められたというものでございます。 ◆島津哲也 委員  ありがとうございました。  この方はもう亡くなられているので、なかなかこれは回収できないということだったと思いますけれども、今後、無断使用というのも多分あると思いますけれども、その対策といいますか、例えばメーターの検針に行かれている方が確認されるとか、あと工事の方が確認されるとか、何か対策というか、マニュアルとか、そういうのがありましたら、内容を教えていただきたいと思います。 ◎坂口潔 料金課長  まず、料金課では毎月検針を行っておりまして、例えば、水道メーターボックスを開いた後に単管でつないであったりとか、そういった場合は盗水になりますので、すぐ誰が工事したかということで、そこを調査して、工事店に請求するのか、消費者に請求するのかということで、毎月確認はやっております。  以上です。 ◆島津哲也 委員  よく分かりました。ありがとうございました。 ◆満永寿博 委員  やはりこのようなことは、もう死んでいらっしゃるから、今さら言えないけれども、その本人が生前中にそういったことがあれば、何かしら市は督促状とかいろいろな対応をしなければいかんですよ。だから、どうやってそういったことを今から対応していくのかということは、十分それぞれの執行部の方もされていると思いますけれども、ひとつ十分にその辺は頑張ってほしいなと思っていますよ。  やはり払っている人がばかを見るようなことはいかん。私はそのようなことは好かんとですよ、あまり。だから、これは1件平均6,500円ぐらいなので、督促などは、要するに人件費などを考えれば債権放棄もやむを得ないなと、そんなことも考えるけれども、そんなことを言ってもどうしても何と言っても市民の公平を保つためには、何とかそういったこともおかしいなと納得できない部分があります。  だからぜひ、今島津委員が質問されましたように、ぜひひとつそういったことが今後ともないように、よろしくお願いしておきます。もう答えは要りません。 ○田上辰也 委員長  窃盗罪の、それも確信犯ですからね、十分に局の方も対応していただきたいと思います。  ほかにありませんか。 ◎上村博之 総括審議員計画整備部長  すみません、もしお許しいただけますならば、分科会の中で、満永委員から上水道の申込み希望についての御質問がありました。その際私、数字をちょっと持ち合わせておりませんがということで、5割という形にさせていただきましたけれども、詳細な数字が確認できましたので、よろしければその報告をさせていただいてよろしいでしょうか。 ○田上辰也 委員長  それでは、どうぞ簡潔にお願いします。 ◎上村博之 総括審議員計画整備部長  失礼しました。  まず、水道の接続をされている方ですけれども、市内全体では、令和2年度末で96.08%でございます。どうしても整備が新たにされたところ、その部分がまだ接続率が、水道が通っても一定の時間がかかるというところがございまして、合併町別に申し上げますと、富合町が98.37%、城南町が先ほど申し上げた48.49%、約5割ということでございます。植木町が70.19%という数字でございまして、全体で96.08%という状況でございます。  以上でございます。 ○田上辰也 委員長  補足説明が終わりました。  ほかになければ、以上で上下水道局に関する所管事務調査を終了いたします。  この際、議事の都合により暫時休憩いたします。                             午前10時53分 休憩                             ───────────                             午後 0時59分 再開 ○田上辰也 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより、環境局に関する議案の審査を行います。  まず、議第227号「熊本市環境基本条例の一部改正について」の説明を求めます。 ◎池田賀一 首席審議員環境政策課長  それでは、お手元の委員会説明資料インデックス資料1と書いてございます、それをめくっていただきたいと思います。  議第227号「熊本市環境基本条例の一部改正について」御説明いたします。  資料でございますが、1ページから議案を載せておりまして、5ページから新旧対照表となっております。  なお、説明につきましては、9ページの資料、こちらで説明させていただきたいと思いますので、9ページをお願いいたします。  環境基本条例の改正につきましては、6月の第2回定例会環境水道委員会におきまして素案の形で御報告させていただきました。その後、パブリックコメントを経まして、改正案を提出させていただくものでございます。  まず、改正理由でございますが、近年の地球規模の環境問題が深刻化し、脱炭素社会へ向けての取組を進める中、時代に即した理念を盛り込むほか、必要な施策を追加するため、改正を行うものでございます。  次に、改正内容でございますが、1として前文の見直し。近年の環境問題の深刻化を踏まえ、条例の理念を時代に即したものに見直すこととしております。  2の市の施策の追加でございます。良好な環境の確保に関する施策に関しまして必要な措置を講ずる事項を追加するものでございます。  3番目が環境影響評価の推進に関する規定の追加でございます。  その下、4番目が環境教育の推進等に関する規定の追加でございます。  5番目が国等との連携及び国際協力に関する規定の追加となっております。  6番目がその他規定の整備を行うものでございます。  なお、施行日につきましては、令和3年10月1日でございます。  続きまして、おめくりいただきまして、10ページをお願いいたします。
     条例改正に係りますパブリックコメントの結果について御報告いたします。  パブリックコメントに係る意見の募集につきましては、令和3年7月1日〜7月28日の間に行っております。その結果、1名の方から6件の御意見を頂戴いたしております。  3番目のいただいた御意見への対応の状況でございますが、補足修正させたものが1件、説明させていただいたものが3件、事業の参考とさせていただいたものが2件となっております。  個別の意見とそれに対応する補足修正等につきましては、その下の表に記載のとおりでございます。  なお、このうち、表の1番目でございますが、条例前文の記載に関しましても、御意見を踏まえて文言を追加する修正を行ったものでございます。  説明につきましては以上でございます。 ○田上辰也 委員長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  付託議案について、質疑及び意見をお願いいたします。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○田上辰也 委員長  ないようですので、以上で付託議案に関する審査を終了いたします。  これより所管事務調査を行います。  まず、報第29号「公益財団法人くまもと地下水財団経営状況について」の説明を求めます。 ◎永田努 首席審議員兼水保全課長  報第29号「公益財団法人くまもと地下水財団経営状況について」御報告いたします。  資料2でございます。  まず初めにですけれども、くまもと地下水財団設立目的について御説明させていただきます。  くまもと地下水財団は、地域の住民、事業者及び行政機関が地域の台地に地下水の広がりがあることを再認識し、一つの共同体として、地下水の健全な循環環境の整備に取り組むことによって、地下水と地域社会の永続的な調和を図ることを目的に、平成24年4月に設立したものでございます。  それでは、中段でございます。第1、令和2年度決算でございます。  1の貸借対照表でございますが、資産の部、右側の負債及び正味財産の部、それぞれ合計4億4,241万3,542円でございます。  2ページでございます。  2の正味財産増減計算書公益目的事業会計でございます。2ページが収入、3ページが支出でございまして、それぞれ合計4億2,577万5,024円でございます。  続きまして、4ページの法人会計でございます。  収入の部、支出の部、それぞれ合計5,520万6,751円でございます。  続きまして、5ページ〜9ページまでが事業実績でございます。  財団の事業につきましては、全て公益目的事業で、4つの事業から構成されておりまして、令和2年度の主な事業といたしましては、(1)の地下水環境調査研究事業は、地下水の水位、水質などに関する調査研究を行いまして、健全な地下水環境維持向上に必要な対策等の企画立案を行うための事業でございます。令和2年度は、冬期湛水事業実施のための減水深調査などを行いました。  (2)の地下水質保全対策事業でございます。これは、硝酸性窒素による地下水汚染対策を推進するための事業でございまして、菊池市など硝酸性窒素削減計画策定対象地域に特化しました基礎調査及び対策を支援いたしました。  次に、6ページの(3)地下水涵養推進事業は、熊本地域地質的特徴を生かしました涵養事業水源涵養林の整備などを行うものでございまして、涵養域における水田の保全として、耕作放棄地を活用した水田オーナー制度白川中流域の水田で育てられた地下水涵養米を仲介販売するウォーターオフセット事業などを行いました。  7ページの(4)地下水採取使用適正化推進事業は、財団事業や地下水に関する各種情報、地域における保全活動の紹介などを行うことで、熊本地域地下水保全意識の向上につなげるもので、地下水保全に取り組む企業の顕彰などを実施いたしました。  以上、令和2年度決算についての御報告でございます。  続きまして、資料10ページでございます。  第2、令和3年度事業計画でございます。  令和3年度も引き続きまして、硝酸性窒素削減対策地質的特徴を生かしました水田湛水事業や農林業と連携した地下水涵養事業などを行ってまいります。  次に、11ページでございます。  第3、令和3年度予算でございます。  まず、公益目的事業会計につきましては、11ページ、収入の部、12ページ、支出の部、それぞれ合計4億2,530万9,000円でございます。  続きまして、13ページの法人会計、収入の部、支出の部、それぞれ合計5,574万1,000円でございます。  なお、各会計は、公益法人認定基準を達成しておりまして、経理状況は良好な状況でございます。  以上で、公益財団法人くまもと地下水財団経営状況の報告を終わらせていただきます。 ○田上辰也 委員長  次に、執行部より申出のあっております報告4件について、順次説明を聴取いたします。 ◎池田賀一 首席審議員環境政策課長  続きまして、インデックス資料3をお願いいたします。  第4次熊本市環境総合計画(骨子案)について御説明いたします。  第4次環境総合計画につきましては、先ほど御説明いたしました熊本市環境基本条例の改正を踏まえまして、条例改正の趣旨に沿った計画を策定するものでございます。  計画策定に当たりましては、有識者で構成されます熊本市環境審議会、また庁内の会議での議論を踏まえ、策定作業を進めているところでございます。  今回、計画の骨子案を取りまとめましたので、御報告させていただきます。  この計画ですが、全体として5章での構成を考えております。  まず、第1章では計画の策定に当たっての基本的な事項といたしまして、現行の第3次環境総合計画や本市を取り巻く環境の現状と課題を踏まえ、環境基本条例との整合を図ることとしております。このほか、関連計画との整合を図りながら計画策定を行うことなどを記載することとしております。  第2章計画の理念・方針ですが、本市の目指す都市像といたしまして、「恵まれた環境をまもり、はぐくみ、未来へつなぐ、持続可能な環境都市」といたしました。さらに、合計7つの基本方針を策定したところでございます。  右の方を御覧いただきまして、その基本方針につきましては、第3章の施策体系の左側に基本方針を記載しております。それぞれの基本方針ごとに施策を整理しております。施策には取組とその下に具体的な取組を設定する予定でございまして、これらは、今後、素案を策定する中で整理してまいります。  その下になります。重点的な取組といたしまして、2点上げさせていただいております。1つは、熊本市第7次総合計画におきまして、まちづくりの重点取組を取り上げています「世界が認めた地下水の保全と緑あふれるまちづくりの推進」としまして、もう一つは、全世界で共通して取り組んでおります「持続可能な脱炭素社会の実現」としているところでございます。  その下ですが、第4章SDGsとの関連では、素案作成時に整理していきます取組、SDGsの17のゴールに関連づけまして整理してまとめたいと考えております。  また、その右側の第5章では計画の推進となりますが、推進体制といたしまして環境審議会へ報告し、御意見等をいただきながら、進捗管理の結果を公表することといたしております。  また、この計画ですが、10年の計画を予定しておりますが、5年目に中間見直しを行うこととしております。  最後に、今後のスケジュールでございます。今年度末の策定を目指しまして、次の第4回定例会におきまして素案の御報告をさせていただくとともに、パブリックコメントを実施した上で、令和4年第1回定例会に計画(案)をお示しする予定でございます。  説明は以上でございます。 ◎下錦田英夫 廃棄物計画課長  資料4、一般廃棄物処理基本計画(骨子案)の概要につきまして御説明申し上げます。  まず、上段の第1編総論についてでございます。  本計画は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づきまして、一般廃棄物の排出の抑制及びその発生から最終処分に至るまでの適正な処理を進めますため、基本的な事項を定めるものでございます。現行計画の期間満了に伴いまして、次期計画の期間は、令和4年度〜令和13年度までの10年間としております。  また、一般廃棄物には、ごみに加えまして、し尿及び浄化槽汚泥も含まれますことから、計画は、ごみ処理に係るごみ処理基本計画と、し尿及び浄化槽汚泥の発生源である生活排水に関連した生活排水処理基本計画の2本立てとしております。  では、左側に記載しております第2編のごみ処理基本計画につきまして御説明いたします。  現行計画の検証といたしまして、平成21年10月の家庭ごみ有料化以降、ごみの減量化・資源化は進んでおりますものの、近年は横ばいの傾向にございます。このことから、全ての成果指標において目標値が達成できておりませんので、その課題を整理いたしまして、次期計画に反映することとしております。  また、中段にございますが、次期計画の目指す姿を「みんなでつくり、未来へつなぐ、循環型都市」と掲げまして、3つの基本方針の下、SDGsの理念を踏まえた施策を展開したいと考えてございます。その中では、近年の新たな課題でありますプラスチックごみ対策や食品ロス対策を新たな施策として追加してございます。  このような施策の達成度を図りますため、左下にございますごみ排出量やリサイクル率あるいは温室効果ガス排出量など、成果指標の目標値を設定しているところでございます。  続きまして、右側に記載してございます第3編生活排水処理基本計画を御説明いたします。  生活排水処理の現状としまして、し尿及び生活雑排水を適正に処理します公共下水道、合併処理浄化槽、農業集落排水施設の利用人口の割合は増加傾向にございます。しかしながら、環境負荷の高い単独処理浄化槽やくみ取便槽を利用されている人口割合が令和2年度時点で5.1%残っていることが課題となっております。  そこで、本市の恵まれた水環境を保全します観点から、3つの基本方針に基づきまして、公共下水道の整備のほか、単独処理浄化槽やくみ取便槽から合併処理浄化槽への転換促進等を推進するものでございます。  生活排水処理の目標といたしましては、令和2年度の生活排水処理率94.9%を令和13年度には98.6%へ向上させることを掲げております。一方、単独処理浄化槽やくみ取便槽を利用されている人口の割合は、令和2年度の5.1%から令和13年度には1.4%へ減少させることを目標としております。  最後に、今後のスケジュールでございますが、先ほどの第4次環境総合計画(骨子案)と同様の予定を考えてございます。  一般廃棄物処理基本計画(骨子案)の概要説明は以上でございます。 ◎吉田香織 環境共生課長  環境共生課からは、資料5を用いまして、金峰山少年自然の家の再建に伴う森林学習館の機能統合について説明させていただきます。  まず、森林学習館の施設の概要でございます。  熊本市森林学習館は、北区貢町小萩にある施設で、市民が森林との触れ合いを通じて緑化及び自然保護に対する意識の高揚を図るための学習及び活動の場として設置され、昭和62年に供用開始されました。施設の管理は、指定管理者により実施しており、指定管理料は年間約410万円でございます。  次に、2、利用者数の推移をグラフで示しております。  各年度の利用者数は、平成9年度の年間約1万4,000人をピークに減少し、平成13年度以降は年間2,000人〜4,000人で推移しております。  資料右側の3、施設の老朽化と「新自然の家」への機能統合です。  森林学習館は、建設から34年を迎え、耐用年数を超過しております。施設の老朽化の進展に伴い、小規模修繕に加え、大規模な修繕による経費負担の増大が予想されることや利用者数も減少していることから、熊本市公共施設等総合管理計画に基づく資産総量の適正化の観点から、施設の在り方について庁内で検討してまいりました。  このような中、このほど、教育委員会におきまして金峰山少年自然の家が再建されることとなり、新自然の家整備基本計画が策定されたところでございます。新自然の家は、幅広い年代が利用できる施設となる予定で、この整備に合わせまして森林学習館の機能を統合する予定となっております。統合する機能は、破線枠内に記載の内容でございます。  なお、この統合に伴い、現在の森林学習館は廃止する予定ですが、統合までは現在の運用を継続する予定としております。  最後に、今後のスケジュールですが、金峰山少年自然の家は、新自然の家としまして、令和4年度末から設計、解体、建設が行われまして、令和7年度に供用開始の予定でございます。  説明は以上でございます。 ◎後藤滋 環境施設課長  資料6を御覧ください。  東部環境工場の延命化整備及び東部環境工場を活用した燃やすごみの広域処理についてでございます。  本事業につきましては、令和元年度の委員会で御承認いただき、事業を進めさせていただいているところでございますが、委員会の皆様の多くが替わられたことから、改めて御説明するものでございます。  それでは、まず東部環境工場の延命化整備についてでございます。  令和6年度に30年の耐用年数を迎えますことから、今後も燃やすごみの適正処理を維持していくため、令和4年度〜令和7年度にかけて整備を行い、令和21年度までの15年の延命化を図るものでございます。  これまでの経緯としましては、令和元年度に住民説明会を実施し、環境水道委員会でも御説明申し上げた上で、令和2年度から長寿命化総合計画など整備に向けた計画策定や整備内容の検討を開始しております。  整備方針としましては、15年延命化するための効果的、効率的な整備内容としますほか、CO2排出量削減などに資するものといたします。  また、予定工期は、令和4年10月〜令和8年3月の約4年間としております。  次に、東部環境工場を活用した燃やすごみの広域処理に関しましては、熊本地震の影響により焼却施設の建設が遅延しておられる益城町ほか5つの近隣自治体と令和2年3月30日に覚書を締結しており、その覚書に基づいて、燃やすごみの受入れについて協議を進めているものでございます。  今後のスケジュールにつきましては、来年の第1回定例会にて延命化整備工事に関する予算を上程し、9月の第3回定例会において本契約の議案を上程、10月から工事着手を予定しております。広域処理につきましては、令和5年に事務委託に係る議案を上程し、令和7年4月より広域処理の開始を予定しております。  説明は以上でございます。 ○田上辰也 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  陳情及び所管事務について、質疑及び意見をお願いいたします。 ◆満永寿博 委員  資料4の一般廃棄物処理基本計画と、資料6、今説明がありました東部環境工場の延命整備の関連についてお尋ねします。  東部環境工場は、2039年度、令和21年度まで、15年間使用可能になるというようなことを聞いております。気が早いかもしれませんが、その後の東部環境工場の取扱いについてお尋ねしたい。  1点目は、2039年度までに使用可能になるが、その後も施設を更新するなど工事して手を加え、2040年度以降もさらに現工場の延命化をできるのかどうか。  それと2点目は、先ほど説明がありましたけれども、基本計画の計画期間は2031年度、令和13年度までの10年間だが、この後、現計画を見直したり、新規基本計画を策定するだろうと思っております。そこで、基本計画の中に東部環境工場の将来の在り方などについて記載が出てくるのはいつ頃になるのかお尋ねしたい。先のことはまだ分からんと言うかもしれませんけれども、一般論としてで結構でありますので、教えてほしいと思います。 ◎村上慎一 資源循環部長  今お尋ねの東部環境工場の今後ということで、今はっきりは決まっておりませんけれども、こういったスケジュールで私どもは考えていますということで、お答えさせていただけたらと思います。  まず、延命化をさせていただきます。その後の東部環境工場については、大体今の工場の躯体でいうと、再延命化はちょっと厳しいのかなと思っております。ただ、時期が来まして、その後どうするかというのは、工場が大体10年〜14年ぐらいまで建てるのに期間がかかります。ですから、逆算しますと、令和7、8年度ぐらいには次のことを考えていかなければならないのかなと。その中では、新しい工場を造るのか、どこに造るのか、そういったものも含めて、全部白紙の中で考えていきたいと思っております。当然、今ある場所にというのを前提にという考えではございません。  以上でございます。
    ◎下錦田英夫 廃棄物計画課長  私からは、処理基本計画についてお答えさせていただきます。  まず、計画期間は、今回、令和4年度〜令和13年度までの10年間ということにしておりまして、令和8年度を中間目標年度に設定し、計画の達成状況を評価点検することといたしております。令和13年度以降の計画につきましては、また新たな計画を策定することになると考えてございます。  もう1点のお尋ねの、東部環境工場を計画にどう位置づけるのかという御質問だったかと思いますけれども、中段に基本方針が3つございまして、その中の基本方針に、環境負荷の少ない適正かつ安定的なごみ処理体制の構築というのがございます。この中で、東部環境工場の延命化を位置づけさせていただきたいと考えてございます。  以上です。 ◆満永寿博 委員  私がこの質問をなぜしたかというと、環境工場のある地元の皆さんは、環境工場を迷惑施設だというような感じで、最近は大分慣れてきましたけれども、やはり最終的に、お年寄りの方々になればなるほど迷惑施設だというようなことを今言われております。そういった中で、廃棄物処理の重要性を理解しても総論は賛成ですけれども、ただ、各論は反対ですよね。ですから、そういったことで、地元の皆さんは、この次はよそに造ってくれと言っている方も、中には若い人もいるんですよ、実際は。  だから、15年後は、前におられる幹部の皆さんも私も恐らく現職で、私の場合は、基礎疾患があるので早く死んでいるでしょう。  ですから、そういったことを含めて、住民生活に直結する事業が見切り発車にならないように、早め早めに検討をひとつ加えて、そして建設予定地の皆さんの理解と協力をいただけるよう努力してほしい。これは、どういうことがあるか分かりませんから、そういうことを言っているわけです。ですから、ひとつよろしくお願いしたいと思っております。  もう答えは要りません。 ◎三島健一 環境局長  今、満永委員から御指導、御指摘いただきました。  我々は、環境工場を、東西両工場ございますけれども、循環型社会形成の上で、また、ごみの適正処理のために、極めて重要な施設であると思っております。ただ、地元の皆様には、いわゆる迷惑施設というような捉え方をされている方もいらっしゃる。地元の御理解があってこその施設であると思っております。  今後、2039年まで延命化を図りました後について、どうなるかということについては、まだ現時点では白紙ということでございますけれども、どういう形になるにせよ、地元の皆様の御意見、御要望というのはしっかりとお伺いした上で、しかるべき判断をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○田上辰也 委員長  ほかにありませんか。 ◆島津哲也 委員  資料5の森林学習館の機能統合についてということで、説明はよく分かりました。  今後、金峰山少年自然の家に機能統合されるということですけれども、今現在、何か室内スポーツができる施設があるということですけれども、もうその建物自体もなくなるのか、何か代替ができるのか、継続されるのかというのが1点と、あと、ここが完全になくなった場合に、小萩園の管理はどうなるのかというのを教えてください。  以上です。 ◎吉田香織 環境共生課長  まず、森林学習館の建物自体についてですけれども、まず森林学習館がある土地が国の土地になっております。森林管理署というところが管理しておりますけれども、廃止となった場合は、そちらに、建物、構造物を解体してお返しするという予定になっております。  スポーツ施設というか、簡単な軽スポーツができるような、ちょっと広いミニ体育館のようなものがございますけれども、そちらの活動、そういう場所についても、新しい自然の家にも配備される予定ですので、その中で、同じような機能を活用していただくように考えております。  2点目ですけれども、隣接の小萩園、こちらは、先ほど申しました森林管理署で管理がされておりまして、あの一帯は、森林管理署が継続して管理される形になると予定しております。  以上でございます。 ◆島津哲也 委員  ありがとうございました。よく分かりました。 ○田上辰也 委員長  ほかにございませんか。         (発言する者なし) ○田上辰也 委員長  ほかになければ、以上で環境局に関する所管事務調査を終了いたします。  これより採決を行います。  議第227号を採決いたします。  本案を可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田上辰也 委員長  御異議なしと認めます。  よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。  以上で、当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして環境水道委員会を閉会いたします。                             午後 1時31分 閉会 出席説明員  〔環 境 局〕    局長       三 島 健 一    環境推進部長   本 田 昌 浩    首席審議員環境政策課長        環境政策課副課長 橋 本 倫 子             池 田 賀 一    審議員兼温暖化・エネルギー対策室長   環境共生課長   吉 田 香 織             兼 平 進 一    首席審議員兼水保全課長         水保全課副課長  大 石 雄 一             永 田   努    アジア・太平洋水サミット推進室長    環境総合センター所長             廣 瀧 宗 美             近 藤 芳 樹    資源循環部長   村 上 慎 一    廃棄物計画課長  下錦田 英 夫    廃棄物計画課副課長中 村   勝    環境施設課長   後 藤   滋    扇田環境センター所長          ごみ減量推進課長 千 原 直 樹             太 田 和 樹    審議員兼事業ごみ対策室長        首席審議員兼浄化対策課長             菅 本 康 博             緒 方 宏 行    東部環境工場長  畑 田 芳 雄  〔上下水道局〕    上下水道事業管理者萱 野   晃    総括審議員計画整備部長                                 上 村 博 之    総務部長     桝 田 一 郎    総務課長     藤 本 泰 二    総務課副課長   辻 山   亨    経営企画課長   船 津 浩 一    経営企画課副課長 木 村 仁 洋    料金課長     坂 口   潔    給排水設備課長  福 田 政 昭    給排水設備課副課長上 野 和 弘    計画調整課長   藤 本   仁    水道整備課長   園 田 敏 継    水道整備課副課長 坂 口 和 高    下水道整備課長  渕 上 弘 樹    維持管理部長   正 代 徳 明    首席審議員兼水運用課長                                 木 村 利 信    水道維持課長   志 水 隆 司    水道維持課副課長 島 村 幸 一    下水道維持課長  北 村 竜 彦    審議員兼水質管理室長                                 赤 星 博 興    水再生課長    堀   正 直 〔議案の審査結果〕   議第 227号 「熊本市環境基本条例の一部改正について」……………(可  決)...